水野嘉彦(みずのよしひこ)と申します

水野嘉彦

理屈村出身。日本それエビデンスあるの?党党首。豊かさの循環と主体性の尊重を大切にしてます。イベントスペース黒門カルチャーファクトリー、ネットラジオ黒門放送局を運営。ゲーム・漫画・アニメ・ワイン・エビデンスが好きです。

自分を探したサラリーマン時代

研究職に就くために大学院まで修了したものの就職活動は上手くいかず。
そんな中、修論発表のためのプレゼン資料をパワーポイントで作っていた時アニメーションによる表現にハマりました。何なら研究自体よりハマりました。

『誰よりもヌルヌル動く資料を作る』ことが楽しくなり、そこから自分の好きなことをしようと方向転換を決意。東京でアニメの制作会社に就職ました。しかし厳しい現実と腰のヘルニアで職を失い、地元愛知県で手術を受け、友人の家で居候(いそうろう)生活が始まります。

好きなことに関わりたい気持ちは強く、動けるようになってからはスクールに通い、Webデザインの道を目指します。ようやく名古屋でデザイナーとして就職が決まり、やったー!と喜んで出社したらそこは風俗を経営している会社でした。

数年務めた後、結局自分は何がしたいんだろうと漠然とした不安を抱えながら何度も転職を繰り返し、自分の居場所を探していたような気がします。

何もかも当たり前じゃない

東日本大震災復興支援節電ポスター
提供した東日本大震災復興支援節電ポスター

2011年3月11日。東日本大震災が起きた時、僕は名古屋の大須にあるWeb制作会社で業務をしていました。
名古屋に居ながらもその揺れはとても長く、直後からTwitterに流れてくる映像でとんでもないことが起きたと感じました。

知り合いが仙台に住んでいたこともあり、死をとても身近に感じ、人生について深く考えるようになりました。

「生きている自分にできることはなんだろう」

自問自答を繰り返していた時、たまたま『DESIGN FOR JAPAN』という東日本大震災クリエイタープロジェクトに出会い、役に立つかは分からないけど自分にできることをしようと節電を呼びかけるポスターをデザインして提供しました。本震から2日後の2011年3月13日のことです。

2011年3月13日のデータ
ファイルを保存した日が2011年3月13日になっていることにさっき気づきました。

人生は有限でいつどうなるか分からない。だったらチャレンジをしたい。やりたいことは見えないけど、少なくとも自分で選んだ自分の人生を歩きたい。

ちょうどその時に大学時代の友人から起業の話を持ちかけられ、縁もゆかりもない大阪で一緒に会社を始めることにしました。

起業と自由と劣等感と

創業当初はやっぱり厳しく、所得を103万円以下に抑えるために役員報酬は月8万円。
当然貯金を切り崩しながらの生活で、どっぷりと劣等感にまみれていきました。前向きな感情があるとしたら起業して頑張っているという無意味な見栄だけ。同級生には「二人目の子供が生まれた」「家を買った」といった話題が飛び交う中で、僕は避けるように仕事に打ち込みました。

同じ時期に社会に出て、同じ今を過ごしているはずなのに。バイト生活で所得が低いと言われている人ですら税金を収めて社会貢献をしている。俺は何をしてるんだろう。
他人の状況との比較ほど意味のないことはないなぁと思います。でもそんな無意味なことを延々と続けて勝手に苦しくなっていました。

知り合いが1人も居ない大阪という土地が逆に救いだったかもしれませんね。
同窓会の誘いも遠方という理由で断れるので。地元だったら断る理由が「お金がない」になってしまいます。コンビニで300円分買うのを悩んだ末に結局やめて出ていく生活では一般的な所得がある人達との飲み会は厳しい。
会社勤めしてる人達を心から尊敬しましたね。

そんな中でオンラインゲームの世界は僕にとって救いでした。

常にボイスチャットを繋ぎながらプレイしているので、色んな愚痴や悩み相談を聞いたり、職種・所得・容姿・距離も関係なく共通の目的や趣味を共有する関係。

コミュニケーション手段が声というのがちょうど良かったと思います。
声には熱が乗る。声のトーン、話し口調なんかでその人の性格や真剣さがにじみ出て内面的な部分からまず繋がれる。

オンラインで繋がることの可能性を身をもって体験しました。

主体的に選択する人生を

6年間やった会社を解散し、2017年5月からフリーランスへ転向しました。
サイト制作・保守管理の仕事に加えて、現在は大阪市中央区日本橋にある黒門カルチャーファクトリーの支配人として運営に携わっています。

「死は身近にあり、明日どうなるか分からない」。これは誰にでも当てはまります。死の間際に言い訳しないでいい人生を送るには主体性を持って生きることだと思います。
自分らしく生きる。好きなものを素直に好きと表現できること。それってめちゃくちゃええなぁと思うんです。

趣味や価値観なんて色んな形があっていいし、対人関係や性教育なんかも含めて多くの社会問題も本来は楽しく生きるために向かう話題のはずなのに変にフタをして話しづらい風潮があるように感じます。

そんな話題にフタをせずに楽しく向き合える場作りや、他人の価値観を認めて、自分の価値観で縛らず、自由な表現をするお手伝いに取り組んでいます。

このサイトについて

よらノートでは管理人よら(水野嘉彦 @yora_designist)の活動を中心に、Web制作やデザインに関するツール・素材・テクニックなどの情報を扱っています。クリエイターでもそうでない方にでも、何かの役に立ててもらえるなら幸いです。

ロゴのノートの「ー」部分は、たまたま仕事で使っていたノートを横から見た感じがデザインの元になっています。

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