よらのつながり

【東独にいた】漫画家から連絡がきたので読んでみたら考えさせられた話

東独にいた

昨日突然Facebook Messenger経由で漫画家を名乗る方から連絡がありました。
漫画家を名乗るその人は「5月20日に第2巻が発売された」「第1話と2話が無料なので読んでくれると嬉しいです」と語る。

漫画家の名前は宮下暁さん
西野亮廣エンタメ研究所のサロンメンバーのようで、同じくサロンに入っている僕に連絡をくれたようでした。

といっても話したこともメッセージで連絡をとったこともありません。
無視することもできたんですが漫画は好き。ちょっと興味を惹かれて読んでみることにしました。
ブログの最後に試し読みができるリンクを貼っています。

※作品の画像については全て作者の宮下暁さんから許可をいただいています。

舞台はベルリンの壁崩壊前の東ドイツ

東独にいた第一話から抜粋
第一話から抜粋

漫画のタイトルは『東独にいた』というもので、ヤンマガサードにて連載しています。

東独にいたとは

東ドイツを舞台とした歴史SF。第二次世界大戦で敗れたドイツは、ベルリンの壁が象徴するように2つの国に分かれた。その1つ、東ベルリンに住むアナベル。秘密と恋心を抱える彼女は闘争に巻き込まれていく──。
引用:ヤングマガジン公式サイト

第1話の舞台は1985年の東ドイツ。
ベルリンの壁崩壊が1989年11月なので東西冷戦の真っ只中にある東側最前線を舞台としたお話です。

ベルリンの壁崩壊の時、僕はまだ8歳で世界がどういう状況で何が起きてるのかも全く分かっていませんでした。

ただ『どっかの大きい壁が壊れた』、『大人たちがワイワイ言ってる』ぐらいの認識。

こんなカップヌードルのCMにもなったぐらい。
もちろんこれもカップヌードル美味しいなぁぐらいにしか思っていませんでした。

資本主義と社会主義

この冷戦時代、資本主義と社会主義といった思想により世界は大きく西側と東側に分かれていました。その象徴と言えるのがベルリンの壁です。

ドイツの首都ベルリンは1961年から1989年までベルリンの壁によって思想的にも物理的にも分断されていました。西側は資本主義、東側は社会主義。

資本主義と社会主義の違いは個人が資本を持つことができるかどうかにあり…という話を知識のない僕がここでコピペまがいに語っても仕方ないので簡単に言うと東ドイツは社会主義の国でした。

社会主義では国がサービスや生産計画全てを管理するので、競合他社との自由競争が起きなくて、ダンピングや安売り合戦による疲弊、経済格差が生まれにくい特徴があります。
ただ歴史的には社会主義国はどんどん減少し、日本も含めて資本主義が主流になっています。

作品の見どころ

『東独にいた』第一巻

漫画『東独にいた』の見どころは何と言っても当時のリアルと宮下さんが描くifの混在だと思います。
世界的に資本主義に流れ、やはり社会主義はダメだと一言で片付けるのではなく、宮下さんが描く架空のキャラクターを通して色々な角度からの視点を読者が持つことで、読者自身のリアルを考えるキッカケになる。
そんなところが面白いなと思いました。

最後に現代ビジネスでの池田邦彦さんと宮下暁さんの対談から宮下さんの語る想いを引用しますね。

社会主義って、だいたいみんな良いイメージを持っていないと思うんですよ。「歴史的には失敗した」みたいなイメージなんじゃないでしょうか。だけど、実はこういう見方もあったんじゃないかとか、そこに生きていた人はどうだったんだろうかとか、そういったところを考えるようになりましたね。

日本で当たり前に生きていると、資本主義や民主主義が正しいと感じる事は多いかと思うんです。けど、そこには実はこういうデメリットもあるんじゃないか、といった“石”を漫画の中でチラッチラッと投げることができたら、読者の方々も「あれ?どっちが正しいんだろう?」といろいろ考えてみてくれる一つの材料になってもらえれば面白いのかなと考えています。そのうえであまり堅苦しくなく自然と読ませる感じにできたら一番です。

東西冷戦を描いた漫画家2人が語り合う「成功した社会主義」の可能性|現代ビジネス

下のリンクから無料で読めるのでよければ読んでみてください!

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