絵本構想

水野嘉彦原作-絵本「みんなのみち」を無料公開します

水野嘉彦原作-絵本「みんなのみち」の物語が完成しました
絵本原案の一場面

【追記】2019年12月29日
STORESに絵本販売ページを追加しました。

【追記】2019年12月14日
原稿を改訂版に修正し、絵を追加しました。

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こんにちは。
Webデザイナーとしてホームページ制作をするかたわら、イベントスペース「黒門カルチャーファクトリー」を運営している大阪在住のよら( @yora_designist )と申します。

実は8月の頭ぐらいから絵本を真面目に創っています。キッカケは同じオンラインサロンに入っている坂本友子さんの何気ない投稿からでした。

絵本「みんなのみち」が生まれたキッカケ

作画を担当している友子さんは過去に絵を描くという夢に挫折した経験がありました。本当は絵を描きたい。でもその想いをこれまでずっと封印して見ないように心の奥にしまってきたんです。

しかしミレイさんというセラピストの方の直感コンサルティングを受け、自分の気持ちを思い出したという投稿を8月の頭にされました。
投稿では絵本を描く用具は購入したものの物語が紡げないとのことでした。
それを見てなぜかフッとお話が降りてきたので手を挙げてみたところトントン拍子に実現に向けて動き出したんですね。

作家活動なんかしたことのないド素人が、描くことを諦めた人と創る物語です。

絵本「みんなのみち」のあらすじ

絵本みんなのみち表紙01

このお話では一匹の猫の友達を連れた一人の少女が主人公として登場します。
この少女が道の先で次々にタイプの違う人たちに出会っていく形でストーリーが展開されます。

ただ笑ってる人、怒っている人、自分を守ろうとする人。

純粋無垢な子供が、色んな人に出会うことで自分にはない価値観を獲得していき、みんなそれぞれの道を歩いていることを知る。
真っ白な心に色んな色が増えていく。

そして少女は世界に、あなたに問う。

「なぜ     なの?」と。

このあらすじにはちょっとした仕掛けがしてあり、文章だけだと本当のストーリーを味わえません。ぜひ坂本友子さんのかわいい絵と一緒に楽しんでくれると嬉しいです!

それでは、お楽しみください!▼

原文を全公開します

<シーン1>まるとの出会い「楽」

絵本みんなのみち表紙02

とてとてとてとて みちをいく とてとてとてとて あるいてく
ちかみち さかみち まわりみち でこぼこみちも あるいてく

絵本みんなのみちページ01

あやせとナナは いつでもいっしょ なかよくみちを あるいてく
ちいさいときから いつでもいっしょ いつものみちを あるいてく

絵本みんなのみちページ02

なんだかだれかの こえがする みちのむこうで こえがする
まあるいひとが わらってる にこにこふわふわ わらってる

絵本みんなのみちページ03

あやせとナナは ききました どうしてそんなに わらっているの?
まあるいひとは いいました たのしいことが あったんだ
まあるいひとは ケラケラわらう あやせとナナも ニコニコわらう

<シーン2>ツンツンとの出会い「怒」

絵本みんなのみちページ04

あやせとナナは いつでもいっしょ とてとてとてとて あるいてく
またまただれかの こえがする みちのむこうで こえがする
ツンツンしたひと おこってる ツンツンツンツン おこってる

絵本みんなのみちページ05

あやせとナナは ききました どうしてそんなに おこっているの?
ツンツンしたひと いいました いやーなことが あったんだ
ツンツンしたひと こわいかお あやせとナナも こわいかお

<シーン3>鎧との出会い「疑」

絵本みんなのみちページ06

あやせとナナは いつでもいっしょ とてとてとてとて あるいてく
またまただれかの こえがする みちのむこうで こえがする
よろいのひとが すわってる そっぽをむいて すわってる

絵本みんなのみちページ07

あやせとナナは ききました どうしてよろいを きているの?
よろいのひとが いいました みんながぼくに うそをつく
よろいのひとが みがまえる あやせとナナも みがまえる

<シーン4>魔女との出会い「嘘」

絵本みんなのみちページ08

あやせとナナは いつでもいっしょ とてとてとてとて あるいてく
またまただれかの こえがする まほうつかいの おばあさん
おばあさんは いいました ちかみちしりたくないかえぇ?

アレアレ? みちがわかれてる なんだかふしぎな わかれみち
でこぼこぐにゃぐにゃ いつものみちと おはながきれいな しらないみちと
こっちはちかみち ひみつのみちさね ぬければすぐに おうちだよ
すごーい!すごい!と とびはねる あやせとナナは たのしそう

絵本みんなのみちページ09

イーッヒッヒッヒッ かくれてわらう おばあさんも たのしそう
ありがとう!と てをふって あやせとナナは よこみちすすむ
そうかいせいぜい たのしくやりな おばあさんはケラケラわらう

<シーン5>魔法の森「想」

絵本みんなのみちページ10

あやせとナナは いつでもいっしょ とてとてとてとて あるいてく
おはながきれいな しらないみちを とてとてとてとて あるいてく

絵本みんなのみちページ11

きづくとすごい もりのおく みぎもひだりも わからない
きのえだ はっぱ チクチクチク おててもおかおも きずだらけ

絵本みんなのみちページ12

あやせはナナにいいました ナナのせいで きずだらけ
ナナがいくから こっちにきたんだ ナナのせいで きずだらけ

絵本みんなのみちページ13

ナナはかなしいかおをする フルフルフルフル くびをふる
あやせがおこると とってもかなしい あやせのけがは ナナのせい?

絵本みんなのみちページ14

くらいもりでも ナナはスタスタ あやせのまえを あるいてく

絵本みんなのみちページ15

よそみをしてたら ナナがいない!? ひとりでおうちに かえったの?
どうしてひとりで いっちゃうの? あやせをおいて かえったの?

絵本みんなのみちページ16

くら~いもりを あやせはトボトボ ナナをさがして あるいてく
とつぜんむこうで おおきななきごえ こわいよこわいよ ナナはどこ?

絵本みんなのみちページ17

はっぱのかげから のぞいてみると ナナがけがして たおれてた
あかいめをした こわいとり ナナをいじめる わるいとり

絵本みんなのみちページ18

おまもりのかぎ えいってなげた こわ~いとりたち にげてった
おかあさんから もらったおまもり くら~いもりに きえてった

絵本みんなのみちページ19

あやせはナナをだきしめて ごめんねごめんね ボロボロないた
あやせがおこった せいだよね ナナはやさしい かおをする
あやせがぶじで うれしいな あやせがげんきで よかったな

絵本みんなのみちページ20

あやせとナナは いつでもいっしょ もうすぐでぐち ふたりでかえろ

絵本みんなのみちページ21
絵本みんなのみちページ22

<ラストシーン>お姉さんとの出会い「道」

絵本みんなのみちページ23

とてとてとてとて みちをいく とてとてとてとて あるいてく
なんだかだれかの こえがする みちのむこうで こえがする

絵本みんなのみちページ24

きれいなひとが わらってる かわいいにゃんこも わらってる

絵本みんなのみちページ25

わたしとこのこは ききました どうして「        」?

絵本みんなのみちページ26

おしまい。

あとがき

よら(水野嘉彦)

最後まで読んでいただきありがとうございました。
著者の水野嘉彦(みずのよしひこ)と申します。

この絵本は基本的に道をまっすぐ進んでいくだけのお話です。
しかし、その途中で色々なキャラクターと遭遇したり分かれ道で選択を強いられます。
道ばたで出会う人たちは笑ってたり怒ってたり怯えてたり。
それぞれの感情に触れ、主人公の彩世(あやせ)はその度に新しい感情を経験していきます。

これは簡単に言えば人生を表しています。
出会っては別れ、自分で選択していく。
その中で様々な経験をして人は成長していくものです。
そんなことを彩世が道を歩く過程で表現してみました。

そして最後のシーンでは様々な経験をして成長した彩世(背の高い女性)とこれから色々な経験をしていくことになる真っ白な女の子が出会います。
その女の子は過去の彩世のオマージュ。
今は未熟でもこれから経験していけば良いんだよという意味と、これまでの自分の経験は誰かの糧にできるよという意味を込めたシーンです。

この物語ではたまたま彩世に焦点が当たっているけども、出会う人たちにもそれぞれの人生があります。その道が彩世の人生と交差した時に道ばたで出会っているわけですね。

道はグネグネ曲がっていてまっすぐじゃありません。
途中いくつも分かれ道があることでしょう。
なのでここに登場したキャラクターとも、彩世はまたいつか出会うことになるかもしれません。
これを読んでくれたあなたの人生でもそういう経験があるんじゃないでしょうか。
その時の感情は悔しさなのか怒りなのか寂しさなのか僕には分かりませんが、あなたの道は続いています。
その道を歩いていけば必ず新たな出会いが待っています。

条件は自分の意志で歩くこと。
選択権はいつもあなたにあります。あなたの物語はあなたが進められる。

そんな風に主体的に生きる人たちを自分の周りに増やしたい。

僕が実現したいことは自分が楽に生きられる環境を作ることです。
楽というのは怠けるという意味ではなくて「楽しく」「気持ちが楽」という意味です。そのために自分の周りの人たちが豊かになれる環境を作りたい。
周りの人たちに楽しみや生きがいが生まれる環境。そこに仕事やお金が巡れば継続的な活動ができてさらに豊かさが循環する。
その環境が自分にとって一番気を遣わず楽に生きられる環境だと思うんですよね。

この絵本もその活動の1つです。
「その想い、ちょっとだけ協力してやんよ!」と思ってくれた方はこのブログをシェアしてくれたら嬉しいです!

絵本はよらのお店から購入できます。

大量のご注文や予約も受け付けていますのでTwitterかFacebookからメッセージいただければ取り置きいたします!

この物語がナナのように、あなたの道に寄り添って歩くことができたら幸せです。

絵本みんなのみちページ27

最後にしなやかフェス2018春に行った公開朗読の様子を貼っておきます。
真剣に聴いてくれた子どもたちの表情が嬉しかったなぁ。

黒門のココだけの話