他人を悲しませることは自分にメリットなんかないという話
僕は大阪の日本橋で「黒門カルチャーファクトリー」というイベントスペースを運営しています。
ここは僕の想いというソフトを他人の想いと繋げて現実のものにするハード的な場所です。
好きなことを好きと言える場。
おかしいことをおかしいと言える場。
地下空間という立地もあって、世間的になんとなくフタをされてるような話題も話しやすい、とても大切にしている場所です。
そんな場所でとても悲しいことがありました。
登場人物
場所貸しの運命
黒門カルチャーファクトリーの業態はイベントスペースです。
うちが主催するイベント以外にもイベントを開きたい方にスペースを貸し出してご利用いただいてます。
こういう場所貸しをしているレンタルスペースは無数にあるんですが、どこのスペースにもつきまとう問題としてお客さんによる器物破損やマナーの問題。
これは永遠のテーマと言ってもいいかと思います。
形あるものいつかは壊れる。
使っていれば経年劣化もあるし多少の破損もあると思います。
そんなのは別にいいんです。
「あぁいいっすよ!大丈夫っすよ!」と笑って許せる関係性の方が気持ちいいじゃないですか。
だからこそどの経営者も利益を出す努力をしています。
でもね、防げるものはなるべく防ぎたい。
そのために一番必要なものは気持ちだと思います。
運営側の気持ちも当然大切だけどお客さん側の気持ちも同じくらい大事。
お互いの気持ちがないと気持ちいい対応は不可能やろうなぁと。
キレちまったよ、久々になぁ。
いつもじゃん。
だいたいの問題はマナーで解決できる
黒門カルチャーファクトリーではスペースをお貸しした際は原状復帰をお願いしています。
それは1時間後に別の人が使うこともあるし、僕らもコストを減らすことができるので値段設定にも影響してきます。
ただ主催者さんが完璧にしようとしても、参加者の誰かが勝手に暴れてしまうとどうしようもないこともあります。
お酒が入ると大人の飲み方ができない人もいるし、そうなるとまぁまぁな確率で問題が起こります。起こらなかったらラッキー。
それは痛いほど分かるので多少の問題は別にいいんです。
ただそこにスペース側への気持ちは持っておいて欲しいなぁというのが本音です。
故意ではなく破損してしまったのなら、そう伝えてもらえれば気持ちよく対応もできます。
そこには気持ちが見えるから。
それが見えればだいたいの問題は問題じゃなくなります。
どこまでいってもこういう商売は人間関係だと思うので、気持ちよくできたら嬉しいなぁって思います。
さすがの俺もキレるぞ、これは!
だからいつもじゃん。
運営が疲弊しても良いことなんかない
そこがダメなら他の場所を使えばいいって考え方は理にかなってます。
ただ、選択肢を1つ潰して他の場所を探す必要性はないと思うんですよね。
要望を100%叶えてくれる場所ってほとんど無くて、どこか妥協しないといけない。
その時にスペース運営側と仲良くなっていれば、割と融通利かせてくれるところがあると思います。
自分にとってメリットがある形はどちらかと考えたら、僕は確実に相手にいい思いをしてもらう方を選びます。
メリット・デメリットだけで考える必要ないけど、そういう面も考えた方が楽しく生きれるんだろうなぁ。
まとめると、
- イベント後は原状復帰をお願いします
- ゴミは匂いがしないものならゴミ袋にまとめておいてもらえればこちらで処理します
- 関わってくれる方には常に感謝してます。いつもありがとうございます。
- ダメな時は助けてください!
忘れ物が出てしまうのは仕方ないので全然問題ありません。
しばらく忘れ物ブースに置いておきますが、何の連絡もないと忘れ物かどうかも分からないので、正確には『忘れ物かもしれないもの』です。
一応連絡はしますが連絡が取れない時は場合によってはありがたく頂戴しますのでご了承くださいヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ