黒門カルチャーファクトリー

ライブアートオークションオンライン始めます

ライブアートオークションオンライン化

6月に開催を予定していたLIVE ART AUCTION(ライブアートオークション)というイベントがありました。
しかし、日本のアート業界を元気にするであろうそのイベントは新型コロナウィルスによって延期せざるを得なくなりました。

クラウドファンディングでは268人の方に応援してもらい、目標金額も達成。
このイベントを通じてアートに関わる人を応援したいと主催者の中村ひろじさんは語ります。
その想いは延期になった今も変わらず、もっと参加のハードルを下げたオンライン企画を立ち上げることになりました。

ライブアートオークションとは

アーティストには活躍の場を、お客様にはアートに熱狂する非日常な空間を。その場でお題が決まり、その場で作品を作り、その場で売買する。究極にシンプルなライブアートエンターテイメントです。
誰もが純粋に自由に面白く表現できる世界をこのイベントを1つのきっかけにみんなで作っていきたい!

出演するアーティストだけでは成り立たず、オークションタイムで競り落とすお客さんもイベントを構成する重要なキャストです。

第0回も含めたら今回で4回目になるライブアートオークション。
過去3回全ての会場で全ての作品に値がついて売れています。
これアーティストさんにとっては凄いことなんですよね。

実は前回黒門カルチャーファクトリーで開催した回はモデルの身体をキャンバスにしたボディペインティングを行い、僕はモデルとして出演していました。

ライブアートオークションでボディペインティングのモデルになった水野嘉彦02
ライブアートオークションでボディペインティングのモデルになった水野嘉彦01

オンラインで定期開催

ライブアートオークション01

イベントはこれまでオフラインでのみ開催してきましたが、緊急事態宣言によってイベントは全滅。しかしここに来て緊急事態宣言の期間が明け、感染拡大防止に努めながらもこれまでより動けるようになってきました。

そこでお客さんは現場に動員せず、オンラインでオークションができる形を模索することにし、昨日はそのテストをしていました。

ライブ配信ツールStreamYardを試して分かったことの記事で紹介したStreamYardというライブ配信サービスを使って行います。

オンライン企画の特徴

  • お客さんはコメントで入札
  • 隔週の定期開催
  • 誰もが運営側にも出演者側にも回れる(経験が積める)

さらにこの実験的取り組みでは参加のハードルを下げ、ここに僕らも大事にしている教育の要素を盛り込んでライブアートオークションオンラインを作っていくことにしました。

こういう舞台で挑戦する(舞台を経験する)機会を提供したい。アーティストじゃなくても運営側の経験をしてみたい人も含めて表現することに関わる人に経験する場を提供する。
実践こそ最高の教育だと僕らは考えています。
隔週で開催するのはそのためです。

Live Art Auction発案者、中村ひろじの思い

個人的にLiveArtAuctionを始めた理由は、ひとつのアンチテーゼからでした。様々なイベントや大会を見ても、何処も好敵手とのバトル形式ばかりで、それを見て熱狂する人達…それは、それで素晴らしく、盛り上がると思うのですが、どうも自分の中で何かが欠けているような気がしてました。

本来、特にアートは、一種の異種格闘技な要素もありますが、誰かと競うものではなく、己との闘いでありながらも、誰よりも上手になりたいという思いもありながらも、それを合わせて自分が制作したものを誰かに届ける、届けきってしまうというのが本質ではないでしょうか?
そこで構想して生み出したのがLiveArtAuctionです。

観客と一体感を演出しながら、アーティストは自分のモテる力の全てをたった20分間という中で表現します。

観客には、アートの過程を楽しみながら、その熱量そのままに、さらにオークションをして、アートは楽しみながら購入するものだという狭かった意識の入り口をさらに広げてもらう。アーティストは、無名であっても観客を魅了すれば、自分の存在と価値を正当に評価してもらえるさらなるキッカケを手にし、より自分の自信と未来の糧にしてもらうようにする。

この二つの観点は、まさに次世代のあるべきエンターティメントであると信じています。類似しているものであるならば、それは世に認知されている「サーカス」なのかもしれません。

第1回ライブアートオークションオンラインは6月27日(土)19:00~20:30です。

Youtubeライブで配信する予定ですので、ぜひチャンネル登録をしてお待ちください!

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