よらの生き様

水野嘉彦を構成する5つのマンガ

水野嘉彦を構成する5つのマンガ

突然ですがアルというマンガサイトを知ってますか?
けんすうさんという面白い人が立ち上げたマンガファンの愛で作るマンガサイトです。

このアルで今『あなたを構成している5つのマンガを選ぼう』という企画が立ち上がっています。
実は僕はかなりのマンガ好き。
自分を内省するためにもこの企画に乗っかってみることにしました。

登場人物

よら(水野嘉彦)
よら(水野嘉彦)
エンジェル天彦
エンジェル天彦
デビル悪彦
デビル悪彦

水野嘉彦を構成する5つの要素

3×3EYES

アルのお題が5つのマンガなので一旦次の5つの要素に分けてみました。

5つの要素

  • ビジネス
  • 趣味
  • 感性
  • 善悪
  • 青春

ビジネス:原作版 左ききのエレン/かっぴー

左ききのエレン

左ききのエレンは広告代理店に勤める主人公を中心とした人間群像劇マンガです。
CAKESで描かれていた左ききのエレンを絶賛するツイートにたまたま出会って読んでみたところ一気に心を持っていかれました。

初めて見る人が抱く印象は『絵、下手!!!』でしょう。
第一話とかまぁまぁ凄いです。
それもそのはずで、作者のかっぴーさんはもともと広告代理店に努めていました。そこで自分が天才ではないと気づいて挫折。趣味でnoteに描いていたマンガがヒットしてそこから漫画家になりましたが、いわば普通の人です。

このマンガのテーマは『天才になれなかった全ての人へ』
自分自身天才ではないことを受け入れた末の作品。そういう人間的な葛藤からくる表現がどうしようもなく心を打つんですね。

現在はジャンプ+でリメイク版が連載されていますが、僕はかっぴーさんが描く原作版が大好きです。表情だけでなくカット割りなどの表現力がすごい。

特徴はどのカットを切り取っても名言になるぐらいの深い心理描写。
一部の人を除いてたいていの人が天才に憧れながらも天才ではないことを受け入れて、それでも仕事を続けていくものだと思います。僕自身もそう。
そんな人生の視野というか在り方みたいなものを教えてもらいました。

めっちゃ絵が下手なことを強調してんな、こいつ。

でも表情や心理描写の迫力はずば抜けてるよねー。

趣味:神の雫/原作:亜樹直、作画:オキモト・シュウ

神の雫

神の雫は日本でワインブームの火付け役になったほどのマンガです。
ワインが好きじゃない主人公が父親の遺言によって有名ワイン評論家との勝負に巻き込まれていく内容で、正直伏線や深いストーリーはあまりありません。

ただワインという飲み物に対する親愛の念がこれでもかと伝わってくる作品です。
作品の中でワインを飲み、トリップしたように妄想世界が何度も描かれるのですが、本当に好きなものってそういうものなんだと思います。

周りなんか関係なく、ただその好きと向き合う。世界観に没入する。その楽しさの入り口を開いてもらった作品でした。

これを読んでる時期に阪神百貨店で買ったマンモスというワインが美味しくて僕のワインブームが再燃したのでした。

お・・・おお・・・おおお・・・。

ど、どうしたのー?

遠峰のマネに決まってんだろうが。

・・・感想言ってもいい?

ダメだ。

感性:セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん/うすた京介

セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん

セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん漫画界に革命を起こしたと言われているギャグ漫画です。
特徴は全く意味のないシュールさを笑いに昇華させているところで、この作風はマサルさん以前には見られなかったそう。

ただ勢いだけで笑いを取る力技とは違い、この作品からは相手の隙きを突く技術を感じます。まさにタイトルにあるセクシーコマンドーを体現した作品。

柔よく剛を制す。
そんなことをこのマンガから学びました。
あとモエモエ(→↓→↓)が可愛い。

ウォンチュッ!!

クリナップクリンミセス!!

善悪:寄生獣/岩明均

寄生獣

寄生獣は突如空から降ってきた生物に人間が寄生されるパニック系マンガです。
通常は頭に寄生されて寄生生物に完全に支配されますが、主人公は運良く右手で止めることができたため、そこから寄生生物ミギーとの共存生活が始まります。

こう書くと安っぽく聞こえますがとても深い作品です。
最近よくあるただのパニック系マンガと一線を画しているところは読者が考える余白をデザインされているところだと思います。

物語が進むにつれ『人間とは何か』『生物とは何か』『悪とは何か』を読者は問われることになります。当然読者ごとに答えが違ってくるんですが、これは誰もが人生で考え続けなければならない命題なのかもしれません。
これを読む前と後ではタイトルの感じ方が180度変わり、しばらくボーッと浸ってしまいました。

俺よりも本当はお前の方が悪彦だよな。

ちょっと何言ってるか分かんないー。

青春:ハチミツとクローバー/羽海野チカ

ハチミツとクローバー

ハチミツとクローバーは美大を舞台にした青春群像劇です。

ギャグシーンとシリアスなシーンが交互に描かれていて、そのかけ離れた雰囲気を自然に織り交ぜる話の作り方は本当に感動モノ。

実際、人生は地続きでシーン切り替えなんてありません。
幸せな日常を楽しんでいたら突然悲しいできごとに見舞われることがある。そういうもの。
自分が望んでいることを他人は望んでいなかったり想いがすれ違ったり、ただタイミングが悪かっただけで本当は誰も悪くない。でもその気持ちをどこにぶつけたら良いか分からずに悩む。

そんな思い通りにならないリアルな人間模様が描かれる中で様々な想いを思い出させてくれた作品です。
このハチクロを見ると頑張ろうって思えるんですよね。

ちょっと自分探しの旅に出てくる。

すごーい。似合わなーい。

・・・・・・。

まとめ

よら(水野嘉彦)

どうだったでしょうか?
これ以外にも紹介したい作品がたくさんあるけどとりあえずはこの5つに落ち着きました。

懐かしいなぁ、面白いなぁと思ったらぜひアルであなたを構成する5つのマンガを投稿してみてください。
昔を思い出して結構面白いですよ。

ナニモノリンク
黒門のココだけの話