【DJわいざん】初書籍「常識に挑む」-原稿をよらノートにて無料公開します【第1章】
こんにちは。
大阪市内の一室で猫(ミーちゃん)と一緒に今日もおもしろいものを探しているデザイニストの「よら( @yora_designist )」と申します。
前回のブログ「【どうしても伝えたい想い】高3の息子を持つ母親に革命のファンファーレを手渡してきた話」でも登場した「DJわいざん( @yzan_travel )」がなんとビジネス書を出すと言い出しました。しかも10000部!
わいざんにとっても初の書籍。しかもビジネス書で初版10000部なんてまず無いらしいです。せいぜい5000部。その中で10000部を売ると本気で宣言していますので、これは相当大きなチャレンジです。
Facebookグループの「#DJわいざん出版記念 大作戦チーム」にて事前にチェックすることができ、内容がすごく良いためこんな質問をしてみました。
@yzan_travel 何章でも良いので「常識に挑む」をブログで公開しても良いですか??
— よら(水野嘉彦) - 楽しむことをやめないデザイニスト (@nikuatsuteacher) 2017年12月8日
そしたらものの見事に快諾してくれた!すごいぞ、わいざん!
というわけで今回は噂の書籍「常識に挑む」の第1章を丸々全文公開しちゃいます!
DJわいざんって何者?
DJなのにビジネス書?何言ってんの?という方も居ると思います。知らなければ誰だってそう思います。僕もそう思います。
わいざんはDJという肩書だけでなくマーケティングコンサルタント、藍染師という肩書も持っているんですね。
約一ヶ月前に「【体験型トーク& DJ】人生の中での楽しくて愛おしい時間」という前半のトークセッションと後半のDJセッションとに分かれた二部制のイベントが大阪でありました。そこで、わいざんと初めて出会いました。
初めて見た印象は 。○◯(・・・頭すごいモジャモジャだ)でした。
でもね、これを観てもらえれば分かると思うんですが、すごく考えがまとまっていて良いこと言うんですよ。
書籍「常識に挑む」-第1章を全文公開
DJわいざん著「常識に挑む」はこの記事で公開する第1章の前に「はじめに」というプロローグと第0章として「僕は行動力がなかった」「行動力って何でしょうか?」「肯定の言葉を先に出す」「行動している人を肯定する」という4つの題目が存在します。
第0章のうち「はじめに」と「僕は行動力がなかった」は本家DJわいざんが自身のブログで全文公開していますので、そちらも読んでもらえるとより楽しめると思います。
#DJわいざん出版記念 プロジェクト。原稿は出来上がってます。ここからどう売るか?いろいろ試しながら進みます。まずは原稿の一部を無料公開してみました。読んでくれたら嬉しいです!https://t.co/i5xQ8KfVrh
— DJ系コンサル 横山文洋(わいざん) ≡ (@yzan_travel) 2017年12月7日
DJをやろうと決めた!
「なぜDJなの?」とよく聞かれます。
DJをやろうと決めた理由は、自分の好きを仕事にしたかったからです。
今からの時代がどういう風になっていくか考えた時に、好きを仕事にするって大事なことだと思います。
これから、コンピューターが発達していって、機械が人間の仕事をどんどん奪っていく、という現象が起きていきます。
でも、これは全然珍しいことではなく、産業革命の時代は機械が導入されて、工場で働く人の数が減少しました。
自動車が発明された時は、旅人が峠を越す時に休憩する茶屋がどんどん無くなって行きました。
駅に自動改札が導入された時は、駅員さんの数が減りました。
テクノロジーの進化によって、機械が働いている人の仕事を代替するようになる。これは歴史の常なわけです。
それが今、もの凄いスピードで起きています。
人工知能というものが出てくると、人工知能が人工知能を開発するようになるわけですね。そうなると、もう考えられないスピードでテクノロジーの進化が進んでいきます。
人間の考えうるレベルのスピードではないわけです。
間違いなく、僕らが思っているよりも早く人工知能は進化し、今現在、人のやっている仕事の大半は機械が持っていくようになる。
こういう未来がもう目に見えているわけです。
個性が必要な時代
では、そんな時代に、どんなことが人として求められるか。
機械に変わられない自分になるにはどうしたら良いのだろう、と考えた時に、やっぱり個性を出すことだと思うのです。
僕は横山文洋という人間で、色んなことを考えています。
全然、完璧ではありません。
失敗もするしイライラすることもある。
これって人間らしさですよね。
機械だったら感情がないので、打ち合わせして決められたことを淡々とこなしていくだけかもしれないけれども、人間なので良くも悪くも感情があります。
その感情も引っ括めて、自分の個を表現していかなければいけない時代になってくるな、と思うのです。
個性=好きなこと
では、個性をどう表現していけば良いのか、と思った時に、個性はその人の好きなことの中にある、と僕は考えます。
色んな個性の捉え方はあります。コンプレックスだって個性だし、自分の欲望や、やりたいことだって個性です。
そんな中でも、僕はやっぱり、好きなことに勝てるものはない、と思います。
人は誰もが役割と天命を持って生まれて生きています。
でも、なぜ、多くの人は「自分はこれで良いのだろうか?」と悩むのか。それは自分を殺しているからだと思います。
背伸びして、自分じゃない何かになろうとしているか、同調圧力に負けて、自分じゃない何かで自分を留めているか。どちらかだと思います。
そういう人は総じて、何処か苦しそうです。
僕は、人は誰もがもっと輝けるんじゃないか、と思います。
では、何をやっている時に人は一番輝けるのか、と考えたら、やっぱり、好きなことです。
好きなことなら何時間でも夢中になってやれるし、抑止されても、ついついやってしまう。元々はみんなそうだったと思うんです。
子供の頃、本を読むのがとっても好きでした。
両親が自営業をしていて、すごく忙しかったんですけど、たまに週末に街までドライブに連れてもらえる事がありました。
ものすごい田舎に住んでいたので、それはとても嬉しかったんですね。
両親的には『都会に来たから色々なものを見せてあげたい』という気持ちがあったかもしれませんが、「どこに行きたい?」と聞かれた時に、僕が言うことは結局いつも変わらず「古本屋に行きたい」でした。
古本屋に行き、自分の欲しい本を買います。
買った後に「じゃあ何を食べたい?」と聞かれますが、「本が読める個室がある所に行きたい」と言うのです。
「〜〜が食べたい」とかではなく、買った本をすぐに読みたいので個室の誰もいないところに入って、本を読みたい。なので、いつも行く場所は決まっていました。
個室で店員さんに干渉されずに、自分たちでお好み焼きがセルフで焼ける、お好み焼き屋・徳川です。
両親がお好み焼きを焼いている横で、僕は会話もせずにずっと本を読んでいました。もう夢中なわけですよ。
こんな風に、好きなことはとにかく夢中になれるし、人の目も気にならないし、誰に何を言われてもやるな、って思えるんです。
そこで、僕は『自分の好きなことってなんだろう』と考えました。そして次の三つが頭に浮かびました。
一つ目が話すこと。
昔から話すことが好きです。
小さい頃は口から生まれたなんて言われていました。今ではセミナーや講演など、話すことが仕事になっています。
人前で話をしていて、皆の表情が変わっていく瞬間が好きなんです。
頷いてくれたり、納得した表情をしてくれたり、話し終わった時に「よし、やるぞ!」となってくれたり、そういう顔を見るのが好きなのです。
二つ目が音楽。
昔から音楽を聴くことが本当に好きでした。
子どもの頃、お父さんがレコードを流しているのを聴いて、音楽に合わせてよく踊っていました。
高校・大学の青春時代も、音楽を聴くことはとっても好きでした。毎週新譜をチェックしに、レンタルCDショップに通ったり、好きなアーティストのCDは必ず買ったりしていました。
でも、楽器が弾けるわけではなかったのです。
根気が無いので、ギターをやろうと思ってもすぐに辞めちゃっていました。
『聴くスペシャリスト』だな、とは思っていたのですが、楽器が演奏できるわけではない。
技術があるわけではないけど、ただただ好きでした。
よく、「好きなことって何ですか?」と聞くと、「いやいや、そんな好きって言えるほどのことができるわけではないので…」と答える人がいますけど、僕の音楽が好きって事なんて、それぐらいのものなんです。
好きな事は、めちゃめちゃ詳しくないといけないとか、技術的に優れてないといけないって事はないと思うのです。
好きってのは自分の中にあるわけだから、人の目を気にしなくていい。
三つ目がファッション。
田舎育ちなので、中学生までは学校の体育ジャージのまま、山や野原で遊んでいました。私服という概念がなかったです。
高校で広島の第二都市である福山に出ました。
そこで僕は「あれ!?ジャージで歩いている人がいない!」という街の異変に気が付きました。
都会ではジャージでなく、みんな私服を着ているわけです。
そこで、服を買ってみようと思ったんです。仲の良かった先輩に頼んで、服を買いに連れて行ってもらいました。
色んな服が並んでいて、沢山の種類の中から服を選ぶ事は、とっても興奮しました。
沢山のおしゃれな服の中で、初めて選んだのは、今でもはっきりと覚えています。キャサリンハムレットのテカテカのサテンで鮮やかな緑のシャツ。
まるで、当時の小室哲哉が着てそうなぐらいの派手な服でした。キラキラ輝いていて、とにかく派手だったのです。
「これが良い」と言ったら、先輩に「いやいや、おかしい。待て待て」と、止められました。
金額にして一万七千円でした。
高校生には結構な金額です。
それだけあったら、シャツが三枚買えます。
でも、なぜかそのシャツが欲しくて欲しくてたまらなくて、派手な緑の服を着て、颯爽と歩く自分を想像すると想いが止まらなくなりました。
「絶対にこれを買う」と言い、せっかく付いてきてくれた先輩の制止を振り切ってその服を買ったんです。
それを着ると、皆にかなり笑われました。
そりゃそうです、下はジャージでしたから(笑)
合わせる服なんて持ってないわけですからね。
でも、僕はその緑のシャツが好きで、いつも鏡の前で「良いなあ」と言いながらポーズをとっていました。
服がもっと欲しいと思ったので、バイトをしたり、親から送られてくる食費を節約したりしながら、どんどん服を買っていきました。
どんどん、ファッションが好きになりました。
人が着ていないような、個性的な服が好きでした。
好きを仕事にしたい、と思った時に、
- 話すこと
- 音楽
- ファッション
この3つが浮かびました。
好きを仕事にすることで独自化する
『好き』を思った時に浮かんだ、話すこと・音楽・ファッションの三つ。
マーケティングコンサルタントをしているので、セミナーをしたり、お客さんと一対一で話したりと、話すことはもともとよくありました。
そこに、音楽とファッションを取り入れたらどうなるか。
マーケティングコンサルタントで、音楽とファッションを取り入れている人はいないな、と思ったんです。
つまり、好きを仕事に取り入れると勝手に独自化する、ということです。この独自化こそ、個性が必要な時代に重要だと考えます。
音楽を仕事に…と考えた時に、歌も歌えない、楽器も弾けない僕ができる事ってなんだろう?
その時、DJが浮かびました。
僕がDJをやろうと思った理由って言ってみれば思い付きです。ちなみに、この時点でDJがどんな事をしているか、よくわかっていませんでした(笑)
まずはDJについて聞いてみよう。三重でDJをやっているという先輩のところに聞きに行って、DJの事を教えてもらいました。
その先輩も、本業は工務店でありながら、商談ルームをDJルームに作り替えて、好きを仕事にしている人でした。
聞くなら絶対にこの人がいいと、その人の工務店がある三重まで行きました。
西山浩一さん( @kk_nishiyama )という方で、実はこの人が僕のDJの師匠であるわけです。
色々教えてもらった上に、松坂牛の焼肉までご馳走してもらいました。DJとしてもっと成功したら、恩返しするリストに入ってる事は言うまでもありません(笑)
管理人「よら」はこう思う
この記事で公開したのは「常識に挑む」のごく一部です。
DJわいざんはこの章の中の『好きを仕事にすることで独自化する』でも述べている通り、2017年今年の時点でDJについて何も分かっていなかったDJ初心者です。しかし、DJデビューをして2日でDJダイノジの大谷さん( @DJ_DNJ )からオファーが来て共演が決まるという超スピード。
わいざんくんでて! https://t.co/OoaZ5xKqTh
— DJダイノジ12/22 銀河 (@DJ_DNJ) 2017年7月19日
こんな現象を起こせた根っこの要因は、わいざん自身が決めたことを行動し続けていることだと思います。その行動力の源は「行動している人を肯定する」。
誰かが何かをやろう、と言った時に「おもしろいね」「いいね」「やろうよ」と行動する人をとにかく肯定していたら、自分の脳がそれを誰よりも聞いているわけです。それを積み重ねていくと、いざ、自分が行動する時に怖くないのです。言葉が先で行動は後なんです。だったら、その言葉はポジティブな方がいい。
この辺りのことはわいざんのブログ記事「DJわいざん初の書籍『常識に挑む』の原稿を公開します。」に書かれているので、気になった方はそちらも見てみてくださいね。