よらの生き様

【クラウドファンディング】はれのひ騒動のもう1つの被害者を応援したい!

はれのひ騒動のもう1つの被害者を応援したい!
よら(水野嘉彦)
こんにちは。 「よら( @yora_designist )」と申します。 皆さんは『はれのひ騒動』をご存知でしょうか? 振り袖のレンタルや着付けの事業を行っていた「はれのひ株式会社」が成人の日を目前に突然の営業停止。連絡もつかず晴れ着が着れないため成人式が行えないというひどい事件です。 人生に一度の成人式を楽しみにしていた新成人の方は非常に辛い想いをされたと思います。しかしこの事件、実は新成人以外にも大きな被害を被っているもう1つの被害者が存在しているんです。

はれのひ騒動とは

「はれのひ騒動」の大混乱はニュースでも大きく取り上げられました。 これをうけて被害を受けた新成人の方々を助けようと色々な動きが巻き起こりました。
これ以外にも多くの支援が行われ、横浜市が成人式のやり直しを検討する事態にまでなりました。 また、キングコングの西野亮廣さんは被害にあわれた新成人の方に成人式をプレゼントすることを発表されています。 「はれのひ」被害に遭われた新成人の皆様へ 新成人の方は本当に辛い想いをされていると思いますが、それに対して温かい支援もたくさん巻き起こっています。 しかし、はれのひ騒動にはもう1つの被害者がいることが意外と知られていないんです。 「はれのひ株式会社」が起こしたはれのひ騒動の余波は、フォトスタジオやレンタル衣装の事業展開をされている「株式会社ハレノヒ」を直撃しました。同業界、同種のサービスな上、「はれのひ」という同じ日本語の発音であったため多くの誤解、風評被害を被っています。 すごく悲しいことです。 この件に関して、株式会社ハレノヒ代表の笠原さんはご自身のブログで支援してくれた皆様へのお礼と、はれのひ元社長および被害者へのメッセージを語っています。 ハレノヒ違いの渦中にある私からのお礼と「はれのひ」元社長へ伝えたいこと ブログの中で笠原さんが語った点を簡単にまとめました。
  • ハレノヒさんを利用されているお客様や関係者へのお詫び
  • 風評被害を防ごうと動いて下さった皆様へのお礼
  • おかげさまで、誹謗中傷やキャンセルなど直接的な被害は最小限になっている
  • 応援コメントなども涙が出るくらい嬉しかった
  • 風評被害については、今というよりむしろ将来的なところを懸念している
  • 昨年10月にレンタル衣装店「Reminess(レミネス)」を新しくオープンしたばかり
  • 社名は自分の子供に名前をつけるような思いで命名したので変えるつもりはない
  • はれのひ株式会社の元社長へ「もう倒産するけど、成人式だけはちゃんと着物を着させて終えてあげたい。」 そう考えて欲しかった。
  • 被害者の皆様がもしも来られるのなら無償でレンタルと着付け及び撮影をします
このブログを読んだ時、心の底から胸が苦しくなりました。 実際にお会いしたことはありませんが、知り合いのカメラマンの方がハレノヒ代表の笠原さんと繋がっており、非常に尊敬できる経営者だと聞いていました。 このブログからも本気でハレの日を迎える方々を応援している会社なんだなというのが伝わってきます。 このブログの中で笠原さんは次のように発言しています。
ご心配いただいている風評被害については、正直なところ今というよりむしろ将来的なところを懸念しています。 当社は昨年10月にレンタル衣装店「Reminess(レミネス)」を新しくオープンしたばかりなのですが、お客様からすると違う会社だと頭ではわかっていても「ハレノヒ」という社名の「音」にどこか嫌悪感や警戒心を抱いてしまわれるかもしれないからです。 その影響については、新規のお客様の動きなので風評被害なのか、当社の努力不足なのか計測することが難しいためとても心配しています。
印象というものは恐ろしい程に客商売に影響を与えます。それが根付いてしまうと、人って良い悪いを考えることすらしなくなるんです。 僕はWeb制作・サイト管理の仕事をよくしているので、印象というものに関してお客様から相談されることが多くあります。 例えばGoogleマップでの店舗への口コミコメント。口コミは店舗を選択する上で参考になるものですが、誰でも書き込めて良いも悪いも非常に印象操作がしやすい特徴があります。 そこに悪い口コミがいくつか書かれているだけで選択肢から外した経験がある方も多いんじゃないでしょうか。 他には検索窓のサジェスト機能。何かを検索する際に2つ以上のキーワードで絞り込んで検索したい時がありますよね?そんな時に検索キーワードに関連性の高い組み合わせを自動的に出してくれる便利な機能ですが、場合によっては好ましくない結果になることもあります。
サジェスト機能の例
はれのひ騒動について調べている方にとっては良いですが、株式会社ハレノヒさんにとっては辛い検索候補が出てきています。ちゃんとひらがなとカタカナを分けてくれていますが、知らない人には同じに感じることもあるでしょうし、ハレノヒさんが不安に思われている「音」にどこか嫌悪感や警戒心を抱いてしまわれるかもしれません。 そうなると自然と選択肢から外される可能性が高くなります。 選択肢に挙げてもらえれば企業努力で勝負できる。でもそもそも選択肢に挙がらなくなる。それが印象の怖いところです。

僕が支援しようと思ったきっかけ

これは僕の非常に個人的な想いによるものです。

一歩踏み出した時期が自分と重なった

ハレノヒさんはブログでも言われている通り、去年2017年の10月にレンタル衣装店「Reminess(レミネス)」を新しくオープンしました。そして実は僕も去年2017年にフリーランスとして独立したばかりなんですね。 独立って聞こえは良いですが、全部自己責任となり、それはもう不安だらけだったんですね。それは今もそんなに変わっていないんですが、新しいことのスタートの時期って期待もあるけど不安もすごく大きいんです。 頑張らなきゃって無理しちゃったりして。それでも自分を必要としてくれる人・クライアントのためなら頑張れたりするんです。世の中全部を幸せにはできないかもしれないけど、自分の手の届く範囲、関わってくれた人ぐらいはせめて喜んでもらいたいと。 スタートの時期ってその気力が体力を上回って行動できたりするんです。 そのスタートの時期に自分ではどうしようもできない不可抗力で強制的に信用を奪われてしまった。これがどれほど辛いことか。 僕は個人でやってるフリーランスなので規模は全然違いますが、自分のことに置き換えたら到底他人事には思えませんでした。しかもスタッフを抱える企業です。当然スタッフの方を食べさせないといけないですし、給与以外でもスタッフの方に肩身が狭い思いをさせるのは非常に辛いのではないでしょうか。 自分が「ハレノヒ」という社名をつけなければ・・・。直接お話を伺っていないので分かりませんが、そう思い悩まれたりもしたんじゃないかと思います。 でも当たり前ですが、ハレノヒさんは何も悪くなく、新成人の方と同じ被害者なんです。 何とかして誤解を解きたい。 そう思っていたところ藤田隆志さん(@kawarasista)が支援しないか?という提案をしてくれました。 これに対し仲間内で続々と支援したいと声があがり、現地へ行って自分たちにできる形で応援しようということになりました。

まず行動しようと思った

どう応援するのが最適なのか、何がやれるのかはイマイチ自分でも分かっておりません。 ただ何もしないままでは居られなかった。何ができるのか分からないけどまずは行動しようと思った。行動しているうちに何かが変わってくるかもしれない。でも行動しないと何も始まらない。そう思えるようになったきっかけがDJわいざん(@yzan_travelとの出会いでした。 わいざんはDJでありながらSNSマーケティングコンサルタント、藍染師という異色の肩書を持ち、先日は広島クラブクアトロでDJダイノジさんと共にDJライブを行った人なんですが、彼も昔から複数の肩書を持ち成功してきた人ではないんです。
僕はもともと自分がリーダーとなり率先して何かをすることが苦手で、どうなるか分からない未来に対しては1つずつ不安要素をつぶしてからじゃないと行動できない人間でした。 不安要素をつぶしている段階に何らかの理由で実行が難しくなると、「あの理由があるから仕方ないよね」と内心ほっとするんです。「自分のせいじゃない」と行動しない理由を常に探している状態でした。 そんな僕からしたら凄いスピードで階段を駆け上がっているもともと行動力のある人に見えたんですね。自分と違って行動力のある人は良いな、凄いなと。 しかし、わいざんのことを知るうちに、昔から行動力があったわけじゃないことが分かってきました。 むしろ僕と一緒で不安要素をつぶして安全なレールを敷いてから行動する人間だったようです。 そんなどこか自分と重なる人が目の前で行動した結果を見せてくれている。実はまだDJを始めて日が浅いんです。でもクアトロの舞台に立った。それは全部勇気を出して行動したから起きたことなんですね。 どうなるかは分からないけどまずは行動しないことには何も変わらない。今回僕はその想いだけで行動しています。 とにかくまず行動だけは起こしました。あとは走りながら考えます。この行動がきっかけで何かが変わり、少しでも笑顔が増えれば嬉しいです。

どう支援するか

株式会社ハレノヒ
現時点で決まっていることは次の通りです。
  • 2月4日に佐賀県のハレノヒさんを訪れ、衣装レンタル・撮影をする
  • 写真を知り合いやSNSに投稿して世間の誤解やマイナスイメージを払拭する
2月4日はキングコングの西野亮廣さんが横浜ではれのひ被害者である新成人に成人式をプレゼントする日です。その同日に僕らはもう1つのはれのひ被害者である佐賀のハレノヒさんを応援しに行きます。 現時点では女性3名、男性3名、お子様3名で現地へ向かう予定となっています。 投稿の方法などは詰めていかないといけないと思います。特定のハッシュタグも必要になるでしょう。 ただ何よりも現場のハレノヒさんの仕事ぶりや人柄、そこにある想いを伝えることが一番大事なのかなと思います。 真剣に誰かのハレの日と向き合い、スタッフ一人ひとりがその人の大切な「時」と「思い出」を最高のものにしようとするハレノヒさんのそのままを出せれば良いなと思います。 でも現地に行った僕らだけで叫んでいても悔しいですがあまり世間に気づいてはもらえない。絶対的にあなたの協力が必要です また現実的なところでは現地への交通費、衣装レンタル費、撮影費などの実費が必要になってきます。これを個人で負担するのは負担が大きく、行ってくれる方々も苦しくなってしまいます。 西野さんが行う成人式は、昨年西野さんがスタートさせたレターポットというサービスの売上を使い開催されます。これについてはありがとうの気持ちを贈る優しいサービスの売上が優しい用途で使われるので凄く素敵だなと思います。また足らない分は西野さんのポケットマネーから支払いをされるので凄い話です。

しかし僕らにはその資金がありません!

そのため、拡散のご協力だけでなく資金的なご協力もお願いするしかありませんでした! 具体的にはクラウドファンディングを行おうと思います。支援していただいたお金の使いみちは今回の渡航費クラウドファンディングのリターンに使わせていただき、もしも余った場合は今後の支援に全額使おうと思います。 今後の支援内容については代表の笠原さんとお話をしてハレノヒの想いを尊重し、皆がハッピーになる形で支援していけたらと思っています。 レターポットのような感謝の気持ち・恩が巡る経済のように、温かい気持ちがつながる支援を目指します。

クラウドファンディングの方法

クラウドファンディングでは有名なプラットフォームがいくつもあります。当然僕もそういう大きなところを利用しようと思っていたのですが、今回はBASE(ベイス)で行うことに決めました。 BASE(ベイス)はクラウドファンディング用のプラットフォームではなく、個人で通販サイトが作れるサービスなのですが、「入金とリターンを選択する」という部分を考えると通販の仕組みと同じなんですよね。 クラウドファンディングのプラットフォームを使わない理由は2つあります。
  • 審査に時間がかかる
  • 手数料が高い

審査に時間がかかる

2月4日に現地に行くのは決定しているのであまり時間がありません。 CAMPFIREなどのクラウドファンディングのプラットフォームにはページ作成に審査が必要です。審査には数日~1週間ぐらいかかるそうなのですが、クラウドファンディングの経験がないため恐らく審査で何回も差し戻しを食らい、公開するまでに時間がかかってしまうことが予想されます。 そのためパパっと作れるBASE(ベイス)で受け付けることにしました。 リアルタイムで支援者数や支援金額を表示することはできませんが、なるべくブログ上で集計を表示していきます。

手数料が高い

先程も言いましたが、CAMPFIREなどのプラットフォームは人が審査してくれるため安定した質の良いものができますが、人件費がかかるので当然費用も高くなります。 CAMPFIREが13%の手数料に対して、BASEなら別途システム利用料で3%は掛かりますが3.6%+40円。 大手プラットフォームの中の人が動いてくれる分をなんとかこちらで頑張れば、支援していただいた金額をより多く届けることができると考えました。

クラウドファンディングページ

BASEクラウドファンディングのリターン

CAMPFIREでは支援の最低金額が3,000円からなので予算的に少しハードルが高い人も多いかと思います。 今回利用するBASEは値段設定が自由なので支援しやすい額に設定しました。

【2,000円】ただただ支援したい!

ただただ応援したい
今回の企画に対して「リターンなんて要らない!でも応援はする!」という優しい方へ。 僕達の心の中で熱い感謝の気持ちを贈ります。

【リターン無し】ただただ支援したい!

当初レターポットでお礼レターを贈るリターンを考えていましたが、レターポットの精神とズレると思い直し、削除しました。

僕の想い

僕のお仕事で一番大きなウェイトを占めるのは「Web制作」です。 僕はWebサイトを制作する上で言葉をすごく大事にしているんですね。自分にとっては似たような言葉でも受け手によっては全く違う意味に取られたりします。 例えば「病院」という言葉は一般的に使われていますが、本来は「20床(しょう)以上の入院施設を持つ医療機関」のことを指します。 近所の◯◯内科という診療所に対して「病院」という表現は、医療従事者にとっては違和感しかありませんが僕らのような一般人にとっては「どっちでも良い」となったりするので、その使い分けや表現、言葉の持つ意味は凄く大切にしています。 クライアントの想いがその言葉に込められていたら、その見えない想いや「在り方」というものを見える形で表現するデザイニストでありたいと思っています。 ハレノヒさんが社名につけた「ハレノヒ」という言葉には凄く大切な想いが込められています。
社名を変えては?というご意見もお見受けしましたが、「ハレノヒ(Halenohi)」という社名は私が起業する際、自分の子供に名前をつけるような思いで命名したので変えるつもりはありません。 当社のハレノヒという名は、写真を撮る日がその人の「ハレの日」になって欲しいという意味のほか、心が晴れやかになる天気の「晴れた日」の意味と、ハワイ語で「家」を指す「hale」の日、つまり「家族の日」になればいいなという思いのもと付けました。 今はむしろ「はれのひ」という音に付いたマイナスイメージを、当社でなんとかプラスに持っていきたいと考えています。
この想いを読んだ時に僕は震えました。 ご自身がつけた社名がたまたま問題を起こした会社と同じ日本語の発音だったがために大きな問題に発展してしまっている。 色々な葛藤の中でそれでも起業時の想いを貫かれて前を向いている笠原代表に僕は心底共感しました。 今は一時的に「はれのひ」という言葉の響がネガティブなイメージになっているけど、本来の「ハレの日」という言葉はポジティブな言葉。 僕はWeb制作に携わる者として「ハレの日」の検索結果をポジティブなものに塗り替えたいと思いました。 同じ想いで一緒に佐賀に行ってくれる方や、情報の拡散・意見などで協力してくれる方が大勢いて本当に感謝しかありません。 今回は代表して僕らが現地入りしますが、皆さんの想いを背負っていることをしっかりと噛み締めて行ってきます。 この投稿をシェアしてくれたり、ブログで紹介してくれるだけでも立派な支援です。物凄くありがたいことです。 一人でも多くの方に知ってほしいのでどうかご支援をよろしくお願いいたします!!

▼本記事が分かりづらくて要領を得ないので、改めて伝えたいことを書きました。こちらの記事はサクッと読めるので、結局僕が何を言いたかったのか10秒ぐらいで伝わると思います!

【僕が伝えたいたった1つのこと】ハレノヒを応援したい気持ちに真剣に向き合ってみました

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