マイナポータルから特別定額給付金を申請する方法
本日2020年5月11日より大阪市では特別定額給付金の申請受付が開始されました。
実はこの制度、自治体ごとに受付開始のタイミングがバラバラな上に受付開始から3ヶ月間という申請期限が設けられています。
うっかり忘れて(*ノω・*)テヘペロというわけにはいかないので早速申請してみました。
この記事では僕がやったマイナポータルからの申請方法について順を追って解説していきます。
登場人物
申請方法は2種類
そもそも特別定額給付金とは何かについては以前の記事で紹介しているのでそちらをまずご覧ください。
[DV対応あり]一律10万円が給付される特別定額給付金の申請方法を解説!
上の記事でも紹介しているように申請方法は郵送とオンラインの2通りあります。どちらでも問題ないんですが、オンラインの場合は電子証明書付きのマイナンバーカードとマイナンバーカードの電子情報を読み取る装置が必要です。
僕はマイナンバーカードを持っているので今回オンライン申請を行いました。
オンライン申請はマイナポータルというサイトから行います。
マイナポータルとは
マイナポータルは、政府が運営するオンラインサービスです。子育てや介護をはじめとする行政手続がワンストップでできたり、行政機関からのお知らせを確認できたりします。
引用:マイナポータルとは|内閣府
申請準備
上でも書きましたがマイナポータルからオンラインで申請するにはマイナンバーカードがあるだけではできません。
次のものが必要です。
申請に必要なもの
- 電子証明書付きのマイナンバーカード
- マイナンバーカードを作った時のパスワード
- カードリーダー or NFC対応のスマホ
- 振込先口座が確認できる「通帳のコピー」or「ネットバンクのスクリーンショット」
NFCとはNear Field Communicationの略で「近距離無線通信規格」のひとつ。NFC対応機器同士を近づけるだけで通信できる技術のことです。
カードリーダーやNFC対応スマホはこの技術を使ってマイナンバーカードに埋め込まれているICチップから電子証明書の情報を読み込むわけですね。
電子証明書やマイナンバーカードについては市役所で働くめぐっちに質問したライブ配信があるので、時間があればそちらもご覧ください。
カードリーダーを持っていない場合、スマホで読み込むことになるので読み込み方に関しては下記の記事が参考になると思います。
読み込むためによく分からんアプリ入れたりスマホの設定したりする必要があるので、記事の後半だけでも見てみてください。
【持続化給付金】確定申告書の控えに収受日付印がない人が納税証明書を取得するまで(前編)
甘い言葉で簡単そうに見せかけてハマると説明がなくてヤバいなこれ。
途中で嫌になる人多そうだねー。
マイナポータル(スマホ)での申請方法
ここまでめちゃくちゃ時間がかかったと思います。分かる、僕もです。
でも揃ってしまえば申請自体は簡単でした。あと一息です。それでは準備ができたところで実際の申請方法を見ていきましょう。
僕はカードリーダーを持っていないのでスマホで行いましたが、カードリーダーを持っている人はPCでも基本的には同じだと思います。
ここではスマホでの画面説明をしていきますね。
まずマイナポータルのアプリをダウンロードしてインストールしておいてください。
マイナポータルにログイン
マイナポータルアプリを立ち上げるとこんな画面が出てきます。
マイナポータルにログインします。
マイナンバーカードを作った時に4つのパスワードを設定しているはずです。
その中の利用者証明用電子証明書のパスワードを入力します。
そんなの保管してねーよ!という人は残念ながら自己責任なので市役所の窓口へ行って初期化・再設定しましょう。
今のところそれしか方法はないようです。
次にこの画面が表示されたら裏面のNFCマークの部分をマイナンバーカードのICチップにくっつけてしばらく放置しましょう。
自動的に情報を読み込んでくれます。一回読み込めなかったとしても何回かやっていればそのうち読み込んでくれます。
もし読み込みが悪い場合はカードのICチップとスマホの読み取り部分の位置がズレている可能性があるので、ちょっとずつ位置をズラして試してみてください。
読み込んだ後の画面です。
僕はマイナンバーカードが発行された初期にゲットしていたので今年が電子証明書の更新年のようです。
電子証明書は5年ごとに、マイナンバーカード自体は10年ごとに更新となります。
その辺りのメモはこちらの記事にしてあります。
市役所の人にマイナンバーカードについて訊いてみた結果
無事にログインできました。
次に案内や通知をメールで受け取るかどうかを迫られるので、メールで受け取りたい人はメールアドレスを登録しておきましょう。
次に進むとトップページに移動します。
ここで特別定額給付金の申請の案内がデカデカと表示されているので、「申請はこちら」ボタンをタップします。
ぴったりサービスに移りますってかっこ、いるのか?てかぴったりサービスって何だよ。
行政のサービスを検索できる仕組みみたいだねー。
ただの検索システムじゃねーか!!
まぁそういうことじゃないかなー。
つまりアレか?「あー、それをお探しということはこれがあなたにぴったりのサービスです!(ドヤッ)」ってことか?
じゃないかなー。
そういうことしてっから無駄に分かりづらくなるんだろうが!!むしろそれが狙いか!!
僕に言われてもねー。
特別定額給付金の申請サービスの検索
わざわざこのサービスは何ができるのかを暗喩させた上級者向けのサービスに入りました。
これで皆さんも上級国民の仲間入りです。おめでとうございます。
選ばれた皆さんはこのページの指示に従い次に進んでください。
各自治体ごとにサービスがバラバラなので地域の条件入力があります。
ここで地域と検索方法を選んで検索を開始します。
検索方法の入力箇所で定額給付金にチェックを入れておくと特別定額給付金がヒットします。
スクロールして下の方にある『申請する』ボタンから次へ進みます。
自治体によって申請の開始時期が異なっていて、世田谷区は5月下旬になりそうとのこと。
世田谷区は5月下旬からようやく申請書発送らしい#おっそ
— ちーぶー@縄跳びハマり中、連続二重跳び頑張るゾー🐘💖 (@chisato13143899) May 11, 2020
申請するボタンをタップするとこんな確認画面が出てきます。
ライブ配信で市役所で働くめぐっちに教えてもらいましたが、マイナンバーカードに何の情報も入れずただの免許証みたいに発行することもできるみたいです。
それで上の画像の確認画面が表示されているみたいですが、そもそもなぜそんな選択ができるようにしているのかが謎です。
何のためのマイナンバーカードだと。
おいおい、また無駄に手間増やしてんのか。リテラシー低い層に媚び売ってんじゃねーぞ。
何か考えがあるのかもねー。
特別定額給付金のチェックを確認して次へ進む。
動作環境の確認画面になります。
今更パスワードなどのチェックが入ります。
ここで説明があるように署名用電子証明書の暗証番号は5回間違えた場合は市区町村役場の窓口で再設定が必要になります。
先に書いておいてくれるのはありがたいですね。
全てにチェックをして次へ進みます。
ここではメールアドレスか電話番号を入力して次へ進みます。
ここでマイナンバーカードから情報を読み取れば入力の手間が省けます。
次に給付対象者などの情報を入力します。
ここは世帯の人数によって変わりますが給付対象者の名前を記載していきます。
合計金額の欄がありますが、薄い色の文字で『自動計算されますので、入力しないでください。』と記載されています。
じゃあ何で入力欄作ってんだよ!!!!
斜め上行くよねー。
内容を確認して次へ進みます。
振込先口座の証明画像をアップロードする画面になります。
画像で申請するので実物のコピーをお持ちの場合はスマホで撮影するかスキャンして画像データにしましょう。
jpg、png、pdfなどの形式であればOKです。
他にもMicrosoftのWord、Excel、Powerpointの形式やtif、gif、テキスト形式のtxtやcsvも可能なようです。
僕は口座番号や支店名などが記載された三菱UFJ銀行のネットバンキングの画像をアップロードしました。
先程アップロードした画像の確認ページです。
そのまま次へ進みましょう。
これまでの工程を本人が行っているかどうかの確認画面になります。
マイナンバーカードの情報を読み取ることで確認をすることになります。クレジットカード支払いのサインをしているような感じですね。
この時の認証に必要なものは署名用電子証明書のパスワード(6~16桁)です。
4つ決めたパスワードでこれだけ長いやつ。
最後に『送信する』ボタンで完了です。
これで申請はひとまず完了です!
お疲れ様でした!
送信したことを証明する控え画像をダウンロード、もしくは登録したメールアドレスに送るオプションがついています。
不安な方はどちらかで控え画像を保存しておくことをオススメします。
あとがき
いかがでしたでしょうか?
申請の流れに沿ってしまえば簡単ですが、準備でハマる人が多そうなイメージですよね。
実際GW明けはパスワードを連続で入れ間違えてロックがかかってしまい、窓口がものすごい混雑していたようですし、今後も同じことが起きるのが予想されます。
パスワードの管理は完全に自己責任です。
めちゃくちゃ大事なものだし、今後も使う機会が増えると思うので安全かつすぐに取り出せる場所に保管するように癖付けましょう。
この記事が誰かの役に立てば嬉しいです。