別れを前向きに受け入れる僕が思うたった1つの方法
こんにちは。
大阪在住デザイニストのよら( @yora_designist )と申します。
先日仲良くさせてもらっていた知人が他界し、急遽葬儀に参列してきました。
突然重い話で申し訳ないですが、ここ数日は本当に「死」と向き合っているので今思うところを書き残しておこうと思います。
別れは突然やってくる
12月24日、携帯に一本の連絡がきました。
「先ほど、闘病中だった○○○○さんが亡くなられたとの連絡がありました。」
僕はSTRAMD OSAKAという戦略経営デザイン人材育成講座の2期生で、2期が終わった後も度々運営に関わらせてもらっていました。
そして今期は企画運営の中心的な立場としてお仕事をご一緒させていただいてるのですが、その企画運営を前年度まで担っていただいてた方の訃報が飛び込んできたのでした。
去年までは本当に元気で一緒にお酒を飲んだりもしました。
その後闘病生活に入られたのも知っていましたが、あまりにも早い訃報。
しかし冗談を言ってる雰囲気でもなく、驚きながらも翌日急遽告別式に参列して事実を胸に刻んできました。
今あるものは当たり前じゃない
さらに、その日はもう1つ死と向き合う事件がありました。
僕には結婚して1年半ぐらいになる妻がいます。その妻はぜんそくという持病を持っており、万が一のために薬を常備しています。
その日妻は友人とご飯に行っており、夜少し遅めに帰宅しました。
僕はPCの前でずっと作業をしていて気づかなかったのですが、帰宅後すぐに寝室に向かったようでこちらに顔を出してきませんでした。
いつもなら少ししたらリビングでお酒を飲むのに今日は全然来ません。
歯磨きでもしようとフラッと立ち上がり洗面所に行ってみたら、妻がそこにうずくまってるじゃないですか。ぜぇぜぇと息を切らしてものすごく苦しそう。
後から聞いたら薬を持っていくのを忘れて、帰り道に発作が起きたらしく結構危ない状態だったとのこと。
瞬間、死がよぎりました。
これはヤバイ!と思いながらも自分が焦ると不安にさせるのでなるべく冷静に。姿勢を変えさせたり、薬を取ってきたりとしばらく付き添い対処しているとなんとか落ち着き、一命をとりとめました。
正直ぜんそくというものをナメてたこともあり、どういう病気なのかを調べたこともなかったんですよね。
しかし目の前で発作を目撃したら僕のリアルになります。
妻を休ませてから仕事を中断してぜんそくについて調べてみました。どうやら気道が狭くなり息ができなくなる病気のようです。
最良の別れに向けた不断の努力を
妻を介助してる時に色々な考えが巡りました。
今このまま妻を亡くしたらどうなるだろう?自分の周りの人たちが亡くなったらどうだろう?明日自分が死んだらどうなるんだろう?
結局答えは出ないけど、今できることは必ず来るその時に向けてしっかり準備することだと思いました。
別れは前向きであるべきです。
なにも「死別」だけが別れじゃない。色んな出会いがある分色んな別れが存在します。その別れはどんな形であれその後の人生に影響を与えます。相手の存在が大きければ大きいほど、自分の人生に大きく影響します。
そんな大きな影響力を持った出来事なのでできれば良い形にしたいですよね。
僕はそれをある程度コントロールすることは可能だと考えています。
どうであれ悲しい、辛いという感情はあると思います。でもそれを前向きに受け取れたらおそらく同じ「別れ」という事実であってもその後の人生に与える影響は悪いものだけじゃなくなる。そう思います。
不謹慎なこと言うけど、知人の死によって前向きになり思考もクリアになっています。
— よら|デザイニスト水野嘉彦 (@yora_designist) 2018年12月25日
不思議なものでこうなると死もネガティブなものではなくなるように感じました。
葬儀はもっと明るくなればいいと思いませんか?
厳かで悲しみに暮れないといけない空気感は残された人を袋小路に迷わせる呪いに近い。
そのためには今あるものに感謝すること。
喧嘩をすることもあるけど、それはお互いの価値観をすり合わせる作業であって相手を傷つけたいわけじゃないですよね。お互い上手くやっていくための作業。そういう意識を持つと感情論じゃなく建設的な話し合いに発展させられる。
僕の場合は少しめんどくさくても掃除をしようと思いました。
ぜんそくはホコリなど色々な原因で発作が起こります。小さいことですが、相手への配慮をしてできることはお互いに補い合っていく。
やるだけやった後の別れとやらなかった後悔の残る別れは大きく違ってきます。
後者だとおそらく執着が残っちゃうと思います。執着は自分を縛って前に進めなくなります。それは誰にとっても良くないですよね。
最良の別れに向けた不断の努力。
常に別れを意識して生きる。それはとても優しい生き方だと思います。